あなたの周りに、「わたしって、めんどくさい女なんだよね」と発言する人はいませんか？相手は大切な存在だけど、一緒にいると少し疲れてしまう。だけど、関係を壊したくないからこそ、正直に「その質問自体がすでにめんどくさい」とは言えない…。そんな悩みを抱えていませんか？
もしこのまま何も変えなかったら、相手の「ごめんね、めんどくさくて…」に毎回気を遣うのがしんどくなりますし、気づいたら自分ばかり我慢して、ストレスが爆発してしまう可能性も。最悪の場合、「もう無理…」と一方的に関係を断ち切ることになるかもしれません。でも、そんな結末は避けたいですよね？
実は、「めんどくさい」と思う気持ちをうまくコントロールしながら、相手と良好な関係を続ける方法があります。ポイントは、「適切な距離感を保ちつつ、本音を伝えるスキル」を身につけること。
本記事では、「めんどくさい女」とうまく付き合う5つのコツをご紹介します！
「めんどくさい＝悪いこと」ではないと考える
「めんどくさい」と感じることは、決して悪いことではありません。むしろ、それはあなたが相手との関係を大切にしている証拠です。人間関係には、必ず多少の「めんどくささ」がつきものです。しかし、それを「悪いもの」と決めつけると、ストレスが増えてしまいます。
実際に、心理学の研究でも「人間関係は適度な摩擦があることで深まる」ことが分かっています。つまり、「めんどくさい」と感じる瞬間があるからこそ、関係はより強固になるのです。
なぜ「めんどくさい」と思うことが悪くないのか？その理由を3つに分けて解説します。
価値観の違いがあるからこそ、関係が深まる
人はそれぞれ異なる考え方や価値観を持っています。相手と完全に同じ考え方であれば、衝突は起きませんが、そのぶん成長や学びも少なくなります。
例えば、あなたの友人が「細かいことを気にする女性」だった場合、最初は「めんどくさいな…」と感じるかもしれません。しかし、その友人がいることで、あなたは普段気づかないことに目を向けられるかもしれません。
すべてが「ラク」な関係は、逆につまらない
「めんどくさい」と感じる場面がまったくない関係は、一見理想的に思えるかもしれません。しかし、全く衝突がなく、ただ表面的に付き合っているだけの関係では、深い絆は生まれにくいのです。
例えば、なんでも「うん、いいよ」と言ってくれる友人と一緒にいるのは楽ですが、本当に困ったときに助けてくれるかは分かりません。一方で、ときどき「それは違うんじゃない？」と意見を言ってくれる友人は、信頼できる存在になりやすいのです。
めんどくさいと感じるのは、相手を大切にしている証拠
もし、あなたが相手のことを何とも思っていなかったら、「めんどくさい」とすら感じないはずです。むしろ、「どうでもいい」と思ってしまうでしょう。
つまり、「めんどくさい」と感じるのは、相手としっかり向き合っている証拠でもあります。この気持ちを否定せずに、「自分はこの人のことを大事に思っているからこそ、ちょっとめんどくさいと感じるんだな」と考えるだけでも、気持ちが少し楽になります。
めんどくさい女と自分で言う人へのベストな返し方
相手の気持ちを軽く受け止める
相手の「申し訳ない」に深く巻き込まれないことが大切です。
「ごめんね、私ってめんどくさい女だよね…」と申し訳なさそうにしているとき、あなたは「そんなことないよ！」とフォローしていませんか？
もちろん、相手を励ましたい気持ちは大切ですが、毎回フォローし続けると、あなた自身が疲れてしまいます。ここで大事なのは、相手の「申し訳ない」を深刻に受け止めすぎず、軽く流すスキルを身につけることです。
なぜ相手の「申し訳ない」を軽く受け止めることが重要なのか？その理由は4つあります。
- 何度も謝られると、フォローする側の負担が大きくなる
- 相手の「めんどくさい自分像」を強化してしまう
- 健康な人間関係は「対等なバランス」で成り立つ
- 単純に不安や悩みを聞いて欲しいだけの場合がある
それぞれ見ていきましょう。
何度も謝られると、フォローする側の負担が大きくなる
例えば、毎回「ごめんね、私ってめんどくさい女だよね…」と言ってきたとします。最初は「そんなことないよ」と励ませても、何度も続くと「またか…」と感じてしまいますよね。これが続くと、相手と会うこと自体がストレスになり、結果的に距離を取りたくなってしまいます。
相手の「めんどくさい自分像」を強化してしまう
人間の心理には、「繰り返し言葉にすると、それが自分の中で固定化される」という特徴があります。
つまり、相手が「私ってめんどくさい女だよね…」と何度も言い、それに対してあなたが「そんなことないよ」とフォローする流れを何度も行うことで、相手は「いつもフォローさせて…私はやっぱりめんどくさい女なんだ」という意識を無意識に強めてしまうのです。
健康な人間関係は「対等なバランス」で成り立つ
友人や恋人関係では、お互いが対等であることが理想的です。しかし、一方が「謝る側」、もう一方が「フォローする側」になってしまうと、関係のバランスが崩れ、ストレスが溜まりやすくなります。結果として、関係が続けにくくなるのです。
単純に不安や悩みを聞いて欲しいだけの場合がある
自分のことを「めんどくさい女」と表現するときは、単純に不安や悩みを聞いて欲しいだけのケースもあります。話を聞いて欲しそうだと感じた際は「そう？なんで？」と軽く話を聞く姿勢を示すと良いでしょう。その場で問題が解決しなくても、不安や悩みを理解しようとする姿勢を見せることで相手の気持ちが前向きになり、めんどくさい女を自称しなくなるかもしれません。
軽く受け流した成功事例
- 「私ってめんどくさい女だよね？」が口ぐせの友人。いつもはフォローしていたけれど負担が強くなり、「まぁ、誰でもそういうとこあるよね！私も結構めんどくさいよ（笑）」と、軽くユーモアを交えて返すように。するとだんだん「そうだよね！」と笑って話を終えるようになり、関係が楽に。
- 「こんなこと言ってごめんね…」「私、面倒くさいよね…」とよく謝るタイプの彼女。フォローするのではなく「謝らなくても大丈夫だよ！むしろ、話してくれて嬉しいよ」と、ポジティブに受け止める方向に。すると、「たしかに、謝る必要なかったね！」と前向きになり、関係がスムーズに。
返し方の大切なポイント
- 共感とフォローを織り交ぜる
「そんなことないよ。〇〇さんのことを知るうちに、ちゃんと理解できると思う」など、理解を示しながら安心させる言葉を選びましょう。 - ポジティブな面を伝える
「でも〇〇さんは、すごく優しいところもあって素敵ですよ」など、ポジティブな面を具体的に伝える。例えば「この間、困っている人に声をかけているのを見かけて、周りに気を配る人なんだなと思いました」など具体的なエピソードなどが良いでしょう。 - 相手の言葉に向き合っている姿勢を示す
「そうなんだ、そんなことがあったんだね」など、不安や悩みを聞き、一緒にその悩みについて考える姿勢をとりましょう。
職場やLINEでの「めんどくさい女」との向き合い方
職場やプライベートのLINEで自称めんどくさい女と会ってしまったときは、業務や人間関係に支障がないよう、適度にコミュニケーションを取ることが大切です。
以下で具体的な対処法を紹介しているので、参考にしてください。
職場での対処法
職場で自称めんどくさい女に会ったときは、業務に支障が出ないよう、冷静に対処することが大切です。
無理に距離を置いたり、過度に干渉することは避けて「仕事ではしっかりしてるので大丈夫ですよ」などと、さらりと受け流しましょう。
めんどくさいという話題が続く場合は、業務に関連する話題にシフトしたり、「お互い忙しいですが頑張りましょうね」など会話を切り上げるようにしてください。
LINEでの対処法
めんどくさい女と自分で言う人のLINEには、適度な応答頻度を心がけながら、スタンプの活用や短い返事で負担を減らしましょう。
自虐ネタに対してあまり深刻な反応をせず「そうかな？大丈夫だよ！」程度にさらっと受け流し、別の話題にすり替えるのがおすすめです。
「めんどくさい女」と自分で言う心理
なぜ自分自身を「めんどくさい女」だと称するのでしょうか。
「わたしってめんどくさい女なの」と自分で言う人には、主に以下のような心理が働いていることが多いです。
共感や理解を求めている
自分を「めんどくさい女」と自虐する女性の心理には、コンプレックスが強く、相手から「そんなことないよ」と否定されることで安心したい気持ちが隠れています。
また、あえて自分を下げることで相手に「わたしも似たようなところあるよ」「大丈夫だよ」と共感してほしい願望があるケースも多いです。
自己防衛や予防線を張っている
先回りして伝えておくことで、他人から「めんどくさい女」と言われたときの心のダメージを減らしたいという心理もあります。
口ではめんどくさい女を自称しつつも、内心では否定して欲しいという願いも抱いている状態です。
相手の反応を見て関係性を確認したい
恋愛や友人関係で多いのが、自分をめんどくさい女だと宣言しておくことで相手がどれほど自分を受け入れてくれるか、どのような反応をするかを確認したい心理です。
恋人や友人の対応を見て、自分をどのくらい大切に思っているのかを測ろうとしています。
「めんどくさい女」と自分で言う女性の特徴
「めんどくさい女」と自分で言う人に多いのは、以下のような特徴です。
それぞれの特徴について、順番に説明します。
感情の起伏が激しい
自分を「めんどくさい女」と表現する人は、感情の起伏が激しい傾向があります。
感情の起伏が激しいタイプは思ったことや感じたことをストレートに表現しがちなため、他人と意見が衝突しやすく、結果的に「めんどくさい人」と評価されやすいです。その評価によって「めんどくさい女」だと自認している場合があります。
自分に自信がない
自分に自信がない人も、めんどくさい女になりやすいです。
他人の評価が気になるあまり、常に「自分はどう見られているか」を強く意識してしまい、結果的に「めんどくさい」と感じさせる発言や行動が増えてしまうことがあります。
このタイプの人は自己評価が低いため、自分をめんどくさい女と自称する傾向が強いです。
相手に強い共感や理解を求める
「めんどくさい女」と自分で言う人は、他人に自分を理解して欲しいと強く求める傾向があります。
このタイプは恋人や友人に対してあえて試すような言動を取ってみせ、相手が離れないか反応を見ようとすることが多いです。
自分への自信のなさや、人間関係への不安が原因とも言えるでしょう。
まとめ：めんどくさい女と自分で言う人との接し方
めんどくさい女と自分で言う人は、の発言の裏には、共感や理解、自己防衛など、さまざまな心理が隠れています。それらを理解したうえで、相手の気持ちへの理解を示しつつ、軽い共感やポジティブなフォローを心がけると健全なコミュニケーションを築きやすいです。
自分が疲れてしまわないような関係性の構築を目指しましょう。
